保険契約の復活
保険契約の復活…失効した契約を復活させる
以前、相談をお受けしたお客様よりご連絡を頂きました。
「経済的に厳しく、でも保険だけは継続したいのです。ですが急な出費が絶て続けに重なって先月失効をしてしまいました。保険会社より書類も頂いております。 再来月にならなければ保険料の都合が付きません。なにかよい手立てはありませんでしょうか?」というご相談でした。
相談の保険商品は「ガン保険」でしたのでもう一度、責任開始日が異なることになること、復活をすることが出来ること、復活するために必要な延滞利息を支払うことなど・・・・。
「約款」には、相談内容がすべて網羅され書かれております。但し、相談を受けて後、お客様は約款のどこに「復活」という規定(条項)があるのすら「至難の業」なのか。
あれほど、約款談義をしたお客様なのに。と痛感致しました。普段から読まれることのない約款ですから仕方ないかと・・・。
「未払い」による期間中に不慮の事故などで、支払いが生じることがあった場合、幾ばくでも解消出来ることをして上げられるのは本来、営業職員並びに代理店の皆様方ではないかっと思うのです。親身に対処するが如く「心のケアー」にもなるのでは?
以前、不慮による事故に巻き込まれ一旦は回復をしました友人がおります。ですが、帰らぬ人となった友人の生命保険のはなしです。
運悪く失効中のため「復活の手続き」をしている矢先の出来事でした。勿論、交通事故の報告を受け延滞利息と未払保険料を振り込んだ日時を本社に確認したのは言うまでもありません。ですが、本社では銀行振込であったため復活保険料の確認が取れなかったのです。
土・日と悶々とした日を過ごしたことを記憶しております。金融機関への振込みは、15:00を過ぎたばかりか運悪く週末とも重なったことも災いしたのかもしれません。
「保険契約の復活」は、この事故からの教訓として「復活日」とされる「保険料の払込日」の意味合いがどれだけ大切な日であったか。そしてこの規定に込められた意味を真摯に受け留めて頂ければと思ったからなのです。
その後、厳正なる調査のもと「振込日」が実証され振込日付の「復活保険料領収書」勿論、復活保険料領収書及び「遅滞利息とする領収書」、告知書の「告知日」など調査が成されたことは言うまでもありません。
結果的は「高度障害保険金(災害割増特約を契約をしておりました。)」も併せて保険金が支払われることになりました。皆様にこの問題を含め併せて考えて頂きたいのです。継続をすることの意義、生命保険に加入した意味を。
では、約款より内容の重要な条文だけを抜粋しましたのでご確認ください。
※ 約款による目次になります。
保険契約の復活 ※
東京海上日動あんしん生命 「平成16年6月作成の約款より」
保険契約が効力を失った日から起算して3年以内は、復活を請求出来ます。但し、会社は、延滞保険料を払い込まれた日を復活日とし、保険期間の始期からその日を含めて90日を経過した日の翌日または復活日のいずれか遅い日から保険契約上の責任を負います。保険契約の復活 ※
B社:損保ジャパンひまわり生命 「平成17年5月作成の約款より」
保険契約が効力を失った日からその日を含めて1年以内は、復活することができます。但し、会社は、未払込保険料を受取った日か、復活の際の告知の日のいずれか遅い日を復活日とし、この日から保険契約上の責任を負います。保険契約の復活 ※
C社:アメリカンファミリー生命 「2005年4月 約款より」
保険契約が効力を失った日からその日を含めて1年以内に復活時までの延滞保険料を払い込むことより復活することができます。但し、復活の際の被保険者に関する告知の時のいずれか遅い時から、その時の属する日を復活日とし、給付金および死亡払戻金の支払について保険契約上の責任を負います。保険契約の復活 ※
D社:日本興亜生命 「平成17年11月作成 約款より」
保険契約が効力を失った日から起算して1年以内は、復活を請求することができます。但し、会社の指定した日までに、延滞保険料を会社の指定した場所に払い込まれたときを復活日とし、その日から保険契約上の責任を負います。保険契約の復活 ※
E社:アクサ生命 「2004年10月 約款より」
保険契約が効力を失った日からその日を含めて6か月以内は、復活することができます。但し、会社指定した日までに、復活時までにすでに到来している保険料期間の未払込の保険料とこれに対する年6%以内の利率による複利で計算した利息を払い込まれた日を復活日とし、責任開始の属する日からその日を含めて90日を経過した時か会社の責任開始を準用し、
保険契約上の責任を負います。
各保険会社による「復活」の期間の違い異なることなどが確認出来たのではないでしょうか?また、未払保険料から復活するにあたり何時から復活されるのかの違いなどよく自社の会社の約款と比較し確認してみてください。約款では『保険契約者の便宜を図る方策として失効状態にある保険契約を有効な状態に戻して継続させるために設けられた制度である。』と約款では明記されております。(「ご契約のしおり」から)しかし、現状では失効をされる方が多いと業界関係者から伺っております。
非常に残念でなりません。折角ご加入されて無駄な保険料を支払うなんて・・・。
最後に親族の方から「よく、ここまで保険を続けて貰いまして本当に感謝しております。」とした「ことばの重み」を今尚、心に刻み日々約款を読む毎日です。
「一人は万人を万人は一人」という保険の格言を今一度、思い出して頂きたいと思いました。
by 約款マン